今日はマイケルが朝の9時に来てくれることになっていたのだけども、なかなか来ない。庭で暇そうに待っていると、宿のアシスタントマネージャさんが自分の部屋に招き入れてくれ、朝ご飯を食べさせてくれた。彼は本当に親切にしてくれる。話を聞くと彼は牧師でもあるそうだ。部屋にギターがあったので、それを借りて弾いて遊んでいると、12時前頃にマイケルがやってきた。


パプアニューギニア大学の寮が、大学が休暇中ならば借りれるかもしれないという情報があったので、マイケルに大学までつれていってもらうことにした。
大学の中をぷらぷらと歩いていると、どこかから


「おーい君は中国人か〜?」


という声が聞こえてきた。振り返ると中国人の教員らしき人物がちょうど車に乗りかかろうとしてるところだった。


「僕、日本人なんですよ〜」
と答えると「あぁごめんごめん」と笑っていた。


その後、大学の中をいろいろと周ってみたのだけども、土曜日なせいか事務所にも誰もおらず、結局、寮を借りれるのかどうか判らないまま、あきらめてホステルに帰ってきた。


夕方、ベランダの椅子で休んでいると何時の間にか寝てしまっていた。目をさますと腕を7個所ほど、綺麗一直線に蚊にさされていた。


昨日食べたスパゲティの缶詰はなんだか、フニャフニャしたよくわからない味だったので、今日の晩は豆の缶詰を暖めて食べた。食後、また庭でボーっとしていると、男の人としゃべることが出来た。彼はテレビカメラマンをしているそうだ。


そういえば今日は、大学に行く途中にPMVの窓から、とてもきれいな丘が見えた。いつかあの丘に登ってみたい。