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昨日は結局いつの間にか寝ていたようだ。でもなんだか浅い眠りだったような気がする。松浦が家にきて空港まで見送りに来てくれた。
乗り継ぎの為にひとまずシンガポールへ向かう。隣に座っていたのは、ジャカルタに住んで8年になるというビジネスマンだった。
トランジットカウンターの職員は異常なくらい愛想が無く、僕が渡航先のニューギニアのビザを持っていないことに文句をつけてきた。「たしかビザは現地の空港で取れるハズなんですけど…」とおそるおそる告げると何箇所かに電話をかけ、ムスっとしたまま手続きをしてくれた。
夜中の出発までだいぶ時間があったので、レストランでチキンライスを食べた。
それでもまだ時間が大量に残っていたので、売店で買ってきたポテトチップの袋を眺めながらボーっとしていた。パッケージが中国語なので、ほとんど何もわからないのだけども「薯片」っていうのが「ポテトチップ」を指す、というのだけ分かり、微妙にうれしかった。
ようやく時間になり、搭乗ゲートに向かうと、ニューギニア人の旅行客がいたので、話し掛けると仲良くなれた。向こうについたら、いろいろ手伝ってあげるといってくれた。うれしいな…
ニューギニア行きの便では、今度は隣は中国人のビジネスマンだった。
夜が明けたらポートモレスビーについているハズだ。